絵本のご紹介です、
storesに掲載しました。
『くうきにんげん』(綾辻行人文・牧野千穂絵/岩崎書店)
現代の小説家による文章と絵描きの組み合わせでおくる、
岩崎書店の怪談絵本シリーズ8『くうきにんげん』
文章は綾辻行人、絵は牧野千穂。
「くうきにんげんをしってるかい」と語りかける文章、
そこに描かれている動物の頭を持つ登場人物たち、
語り口調に反応するかのように、
見上げられる目線はいつも空中を彷徨っています。
くうきにんげんはいるの?くうきにんげんは見えるの?
主人公のウサギの赤い目は、表情が読めず、
可愛らしさと同じくらい、読者へ不安な印象を与えます。
美しいと怖い、これは対極にあるようで、
とても近しい場所にあることが、絵を見ていると感じらるシリーズ。
牧野千穂さんのサイン入りです。
数が少ないので、お一人様1冊でお願いします。
『みずのこどもたち』(阿部海太作・絵/佼成出版社)
私家版『みち』が話題を呼んだ絵描き、
阿部海太の自作絵本『みずのこどもたち』
人間、動物、植物の体のなかを巡り、やがて自然へかえる、
大きな循環のなかにある水と生命の喜びを、生命の讃歌として描いた絵本。
生き生きとした生命の輝きを、油彩の濃密な筆致で、
描き上げている。サイン入り。