続いては、内田麟太郎さんの文章に、町田尚子さんの絵でおくる
化物婚姻譚『おばけにょうぼう』
お化けだって結婚したい、お婿さんを探す化物の娘さんと、
お嫁さんを探す化物の青年、二人を取りもつ仲人さんの腕の見せ所。
娘を可愛らしく化けさせて、、、愛嬌のある化物たちの夜の結婚式は、
こわくても、覗いてみたい不思議な世界。
さてさて深い山奥での結婚式はどうなることやら。

もう1冊は『さくらいろのりゅう』
身寄りのない少女”こいし”は、ある日山奥の泉で龍に出会います。
「なんてきれいな りゅう」言葉がなくとも、二人の交流が始まります。
ところが、龍のうろこを持っているところを村の者に見つかり、
二人は窮地にたたされます。
姿、形が違えども、通じ合う心を持つ二人が導く結末に、
清々しさと暖かさを感る絵本。