先日開催しました寺門孝之さんの個展では、
らくご絵本シリーズの原画を展示させていただきました。
このシリーズでは、何度か原画展をさせていただき、サイン本も
在庫がありますので、ご紹介させていただきます。
『ろじうらの伝説』
柳家喬太郎さんの新作落語に、ハダタカヒトさんが絵をつけて、
不気味でユーモラスな絵本が出来上がりました。
じわじわっとくるおかしさのあとに、ふと心が温まる、
予想外の展開に、もう一度最初から開きたくなる絵本。

『ふどうぼう』
林家たい平さんが古典落語を語り、大畑いくのさんが絵をつけました。
おっかない「ふどうぼう」が亡くなって、未亡人となった美人の奥さんを
「きちこう」がもらうことになりました。
さあ面白くないのは、同じ長屋の悪友たちです。なんとか嫌がらせをしてやろうと
考えてのひと騒動。憎めない連中の、じゃれ合い・悪ふざけの結末は?!

『王子のきつね』
端正な古典落語を得意とする柳家三三さんがお話を、
そこに原マスミさんが、美しい町娘を描きました。
この町娘、実は人間を騙すために、キツネが化けているのですが、
それを見ていた人間がおりまして、声をかけます。
変身シーンが圧巻!落語のイメージを大胆に
絵にしている場面が見所です。

つづく