ゆきちゃんの病院通いが始まりました。
・耳の掃除(ウイルスの除去、消毒)、間を置いて3回
・怪我の経過観察(病気ではなかったし、産毛がはえてきた!)
・目やにが出るので、目薬
バスに乗って、病院にいく間、本当に小さな声でにゃあにゃあ鳴くので、
鞄に手を入れて撫でて出かけ、帰りは声も出さないで
じっとしているのですが、家がある通りに入ったとたん、
帰り道がわかるのか、やっぱりにゃあにゃあ鳴き出すのでした。
「かわいそうだなぁ」と思って、無添加ドライささみを少しあげて、
水を飲ませると、たいがい機嫌は直るのですが、
2ヶ月近く、毎週病院に通い、通算5万円以上の病院代がかかりました。
交通費や餌代を入れたら、もっとです。
「お金かからないし、かいなよ」って気軽に言ってくる人に、
「嘘つくな!」と言い返していました。
(命を預かって育てるのに、お金かからないわけないし、責任重大だよ。)
予定していた旅行も取りやめにして、毎朝早朝に起こされて、
ある日「あれ?肋骨折れたかな〜」という痛みがやってきました。
前日に重い荷物を運んだし、疲労骨折か筋を違えたか?と思っていました。
暑い夏のことです「汗疹が出来たかも〜」とも言った途端、
家族が「帯状疱疹かもしれないから、病院行ってこい」と。
(いや〜肋骨にヒビだと思う、もしくは昨日行った映画館の古い椅子で
ダニにかまれた)と思って、人間も病院に行きました。
そうしたら「帯状疱疹です、薬飲んでね」
じっとしてるのが苦手な私が最も辛い「安静にしてね」を言い渡されたのです。

猫も人間も一番この時がつらかったかも。
ちょうど夏休みにしていた期間、帰省をあきらめて、東京出張も短縮し、
お酒も飲めず、じっとしているのもいやで、
気分転換にたくさん映画館に行きました。
猫を保護して1ヶ月半が過ぎるころ、
猫と人間は歩み寄って行きました。
妥協点は朝ご飯の時間で「朝ご飯は7時」と決めて、
ゆきちゃんも6時半くらいになったら、起こしに来るという
サイクルが出来てきました。
少しずつ体重と体力を回復したゆきちゃんは、
保護時2.3キロの体重が3キロになり、いたずらをしては
怒られて、ふてくされたり、定期的に甘えてきたりするようになりました。