今日と明日は、お休みをいただいております。
木曜日より、大畑いくの展は中盤スタートとなります。
休みの間に、大畑さんの絵本のご紹介をしたいと思います。
最初に『ハナノマチ』(作絵:大畑いくの/白泉社)
山奥の花咲く村に住む娘フォルワは、都会に行きたい花たちと
街へ繰り出し、建物や地面の隙間に花を植えていきました。
おおらかで、植物あふれる大自然と対比される、灰色の街は
花たちによって、どんな変貌をとげるのでしょう、、、
大畑さんの描く生命力あふれる花々が、画面いっぱいに広がります。
続いては『土神ときつね』(作:宮沢賢治/絵:大畑いくの/ミキハウス)
美しい樺の木にやってくる狐と、土神。
姿形も心持ちも、全く違う両者の間で、
樺の木はそよそよとはかなげに立っています。
他者への憧れと自尊心に揺れる両者は、幸せに近づけるのでしょうか?
宮沢賢治のお話は、いつも深く考えさせられるテーマがあります。
大畑さんの迫力ある絵が、大きな画面に広がる1冊です。
どちらもサイン入りにしていただきました。
店頭もしくは通販にてお買い求めいただけます。