植田真さんの個展は、今日・明日は休みになります。
絵本のご紹介の続きを、
自作絵本の最新作としては
『おやすみのあお』(佼成出版社)
ここ数回の展示でも見られる、深閑とした山々の緑の風景と
清流が、この絵本でも広がっています。
広い世界の、どこかにある日常、その静けさや安らぎ。
まだ見ぬ景色や、出会わぬ人にも「おやすみ」と伝えたくなる。
また、こちらも夜の絵本。
『つきが いちばん ちかづく よる』(竹下文子/文・岩崎書店)
一匹の猫が、夜道をさまよい、
耳のアンテナをぴんとたてて、ある場所をさがしています。
ここじゃない、あそこでもない、そっとひとりになれる場所。
昼間とは違う風景を、猫はするりと歩いていきます。
こんなふうに、夜道を散歩してみたい。
近作の挿絵の本も、きれいな青い本です。
『セロ弾きのゴーシュ』(宮沢賢治/原作・あすなろ書房)
横長の版型で、挿絵がたくさん入っています。
贈り物にもオススメな洒落た装幀になっています。

展示でも、絵本でも美しい青、水色が印象的です。
絵本ナビさんの『おやすみのあお』についてのインタビューでも、
「青」について、お話されてます。
こちらで記事を読むことができますので、あわせてどうぞ→
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