今回の原画展では、初めてご来店いただく方もたくさんいらっしゃいます。
昨年末の伊勢丹のディスプレイを見て、
ミロコマチコさんの絵を知った
という方も多く、幅広い年齢層でファンが増えているのを感じます。
いつからミロコさんは絵を描いているの?
どんな方なの?と思っている方もたくさんいらっしゃるようで、
そんな時にオススメなのが、
四月と十月文庫『ホロホロチョウのよる』(ミロコマチコ著)
です。こちらは、美術同人誌
『四月と十月』の連載された文章をもとに、
まとめられた文庫サイズの画文集です。
絵を描くこと、愛猫の鉄三のこと、展覧会のこと、
日々どのように物事を見つめ、感じているのか、
少し彼女の目線に寄り添って、風景を感じることができます。
恐がりの冒険家を、がんばれっ!と、手をぎゅっと握って
応援したくなります。
『四月と十月』は、その名のとおり4月と10月の年2回発行の同人誌です。
同人には、nowakiで展示いただいた牧野伊三夫さん、
加藤休ミさん、UZURAの高橋治さん、4月に展示予定の
福田紀子さんなど
ご縁が深い作家さんも参加されています。
他の執筆陣も、面白い方が多く、読み応えのある冊子です。
ここで発表されたものをまとめたり、書き加えたものが
四月と十月文庫として、港の人から刊行されています。

これまで出たものは、
1『えびな書店店主の記』蝦名則
2『ホロホロチョウのよる』ミロコマチコ
3『装幀のなかの絵』有山達也
4『マダガスカルへ写真を撮りに行く』堀内孝
5『わたしの東京風景』鈴木伸子著/福田紀子絵
の5冊です。今後も刊行は続く予定です。
nowakiでは、四月と十月文庫を揃えていますので
ぜひ手に取ってご覧下さい。
港の人は鎌倉の小さな出版社です(*nowakiよりずっと大きいです)
社長の里舘さんは、本が好きで、若い人を励ましたり、
作家を応援したり、いつもにこにこして、いい本をたくさん作っています。
歌集や人文書、研究書などたくさんのいい本を出しています。
港の人にご興味を持たれましたら、
鎌倉ブックフェスタの機会に、会場にぜひお出かけください。
いい本が揃ってます!