春先に出雲大社に参詣したおりに、
窓に飾られた、こちらの民藝品に目が釘付けになりました。
入り口があり、なかは作業場とお店になっていて、
その場で取り扱いのお願いをしてきて、
先頃この2つが届きました。店頭で販売しております。
鯛車とじょうき。
島根県の伝統工芸品であり、大社の夏の風物。
江戸時代より精霊流しが全国で行われるようになりましたが、
大社地方には適当な川がなかったため、
子どもたちは、小さなコマをつけた屋形舟や千石舟など
紙ばりのものを作り、ローソクを入れて灯をともし、
七夕から盆にかけて、曵いて歩いたそうです。
今ではほんの一部の家庭に面影をとどめるのみ。
これを偲ぶよすがとして復元制作されたものだそうです。

こんな愛らしい舟がころころと、道を川に見立てて
いくつも走っていたならば、なんて美しい幻想的な風景だったことでしょう。
さて、お盆も過ぎて、大雨が降り、少し暑い日が戻ってきました。
本日はnowakiは休みでしたので、この晴れ間に、
梅干しを干しました。やっと。

暑いですが、風は少し秋めいて、蜻蛉の姿も見られます。
明日からは、中田誠展後半です。
お天気もよいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。