今月読んだ絵本です。
左から、『いつも となりに ねこじゃらし』
(伊沢尚子・文、五十嵐大介・絵)福音館
『人魚のうたがきこえる』(五十嵐大介)イースト・プレス
どちらも漫画家、
五十嵐大介さんの絵本!
植物から動物まで、生きものの力を瑞々しく描く、この画力。
水や風といったものの動きまでも、画面から迫ってきます。
大きな画面で贅沢に堪能。
『ぷうちゃんのちいさいまる』(
東直子・作、
たんじあきこ・絵)岩崎書店
歌人、小説家の東直子さんの言葉選びは、とてもここちよく、
声に出して読んでみると、ころころと言葉が転がるようです。
文字を視覚化した内容に、ぴったりのたんじさんの可愛らしい絵。
頼もしいタッグに2作目も期待。
『はまべには いしがいっぱい』(レオ・レオニ作)好学社
『スイミー』でカラフルな世界を描いたレオ・レオニのモノクロ絵本。
『平行植物』の世界に近いなぁと思っていましたが、
展覧会を見て、
『シオドアとものいうきのこ』にしっかり繋がっているんだな、とわかりました。
レオニが大好きな石。言葉を発しなくても、それは豊かで饒舌な表情を見せます。
子どもにも、大人にもお薦めの美しい絵本。
長らく絶版でしたが、現在好学社で復刊。
『おへそがえる・ごん』シリーズ1~3(赤羽末吉)福音館
こちらも長らく絶版で、ずっと探していた絵本です。
古書では高価で手が出なかった。
おへそがあって、腰紐に耳かきをさした、おへそがえる・ごん。
愛嬌たっぷりなかえるの大冒険。絶妙の間で楽しい、絵物語。
杉浦茂さんの漫画を彷彿とさせるユーモアに、何度もくすり。
福音館60周年記念復刊です。限定ですので、お早めにご入手ください。
nowakiで現在、店頭販売しているのは
『人魚のうたがきこえる』(サイン本)、『はまべにはいしがいっぱい』
『おへそがえる・ごん』1~3
です。たくさんはありません〜