最近読んだ絵本をご紹介します。
『あまぐもぴっちゃん』
はやしますみ/岩崎書店
台風の次の日に出会った雨雲の子、迷子になったの?
雨雲と過ごす子供たちの夏の日。草いきれを感じる緑の植物たち、
たくましいお母さんの腕に、注目。夏休みを思い出す、一冊。
雨の日にお薦め.
もうすぐ出る新刊
『ねーねーのしっぽ』も楽しみです。
『そらをみあげるチャバーちゃん』福音館書店/こどものとも
ジェーン・ウェーチャチーワ作/ウィスット・ポン二ミット絵
漫画で大活躍のタムくんが絵を担当、カラフルポップな絵本。
大人と違ったところを見てる子供たち。
一緒に空を見上げたら、子どもの時間がよみがえる。
子供と一緒に読みたい絵本。
『ちょっとそこまで』
みずうちさとみ/福音館書店/こどものとも
刺繍とステンシルの技法で、やわらかな絵を作る、みずうちさとみさんの初絵本。
自転車で「ちょっとそこまで」出かける、おばあちゃん。
ゆっくりすすむ、その先には・・・。
みずうちさんの画風にぴったり、あたたかなお話。
昨年のnowakiでの展示も素敵でした〜→
☆
『手ぶくろを買いに』新見南吉作/松成真理子絵/岩崎書店
新見南吉生誕100年なんですね。
このお話は、小学生の時に教科書で読んで、とても印象に残っています。
初めて雪のなかに飛び出した子ギツネが、
「目になにかささった」と母ギツネのもとに、飛んでくるシーン。
眩しい白銀の世界が瞬時によぎり、小ギツネの驚きが伝わってくる場面、
本当にそうだなぁと感心したものです。
松成さんの描く小ギツネのかわいいこと。
7月にギャラリーハウスマヤで原画展があります。
真夏の暑さを忘れに、お出かけ下さい→
☆
ちなみに今年のnowakiでの展示風景はこちら→
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『けしゴムのゴムタとゴムゾー』
かとうまふみ/BL出版
『のりののりこさん』に続く、ぶんぼうぐえほんシリーズ。
性格の違うゴムタとゴムゾー。
ピカピカな真っ白な角が自慢のゴムゾーくんは、汚れるのがいやで
消してと言われても消しません・・・
作者の「もの」に対する愛情を感じるこのシリーズ。
なんとも愉快で、目がはなせません。
今月よくめくった5冊です。
*ここにあるものは現在店頭では取り扱いしてませんので、
気になった方は、お近くの本屋さんで購入してくださいね。