桜が終わってからの京都は、新緑の季節です。
山並みも、黄緑から青いものまで、さまざまな緑色に彩られ、
山全体に新芽が吹き出しているのがわかります。
鴨川を渡るたびに眺める、美しい緑に、目も心もやすまります。
先月は、広島の友人が訪ねてくれたので、
南禅寺に同行しました。
近いとかえって、普段なかなか足を運ばなくなってしまうのですが、
nowakiの最寄り駅、三条京阪から2つ目の蹴上から、徒歩10分。
山がぐっと近づいて、ずいぶん遠くにきたような気持ちになります。
南禅寺を訪れるのは、二度目。
山門の上から眺める、京都の街並は、
遠くまで見渡せて、いつもと違って見えます。
昔の人は、どんな風に眺めたのだろうかと考えたりします。
ずっと京都に住んでいる人に聞いたことがあります、
ここ数十年でもずいぶん風景が変わった。
子供の頃は瓦屋根の家が多くて、もっとずっと黒っぽい街並みだったのが、
ビルが増えて、白っぽくなった、と。
それでも、変わらないものもあります。
お寺はずっとここに建っています。
古い物が、今の物と混在して、混じりあっている、それも京都の魅力の1つです。
山門からの眺めは、ぜひ見ていただきたく、写真を撮りませんでした。
でも門の下は撮りました。
切り取られた風景は、目にもまぶしい緑の輝き、豪華な屏風絵に匹敵するほど。
古い建築物の切り取る景色、春夏秋冬、変化しながらも、
変わらない美しさを見つめる、昔の人の眼差しに、ただただ驚かされます。
南禅寺は敷地も広いし、他にも見所がたくさんあります。
オススメの場所として、今回は記しました。
秋にまた、見に行きたいです。