町田尚子さんの個展は終了いたしました。
幻想的で、どこかしらユーモラスな、町田さんの絵に囲まれた時間は
とても贅沢で、楽しかったです。
『うらしまたろう』(町田尚子絵/山下明生文/あかね書房)
を見て、こんなに美しい竜宮城の風景を描いた人はいただろか、と驚いて、
すっかり町田さんのファンになりました。
『いるのいないの』(京極夏彦文/岩崎書店)
『おばけにょうぼう』(内田麟太郎文/イーストプレス)
と、怪談・妖怪と続きますが、怖いだけではありません。
緑の山並みや、夜明けのシーン、
絵本のなかには、美しく、豊かな風景が広がっています。
さみしさと賑やかさ、暗さと明るさ、怖さとおかしみ、
相反するものが、1冊の本に横たわっています。
だから、何度も何度も、あきることなく、見入ってしまうのです。
どうぞ手に取って、眺めて下さい。
展覧会の風景を少しこちらに。
さて、次回は5月17日〜6月2日、井上洋介展「街と少女」です。
描きおろしの作品が到着しております。
初日には、nowakiも1周年を迎えます。
1周年記念として、新作の手拭いの販売をいたします。
また、1000円以上お買い上げのお客様、先着100名様に、
1周年記念の挨拶状をプレゼントいたします。
どうぞお楽しみに。