瀬戸で作陶されている、林拓児さんの器を初めて見たのも、益子の陶器市でした。
繊細な形がきれいで、じっと見入って、おそるおそる触ってみると、
とても軽くて、薄いのにしっかりした手触りでした。
手の小さな私には、浅いカップが軽くてちょうどいい、
と茶色の方のカップを2客購入しました。
熱々のお茶をちょっと飲むのが好きなので、重宝しています。
薄い陶器の口当たりも、感じがよく、お客様にお茶を出す際も好評です。
そして次に見た時には、貫入の模様の入った乳白色の蓋物を購入。
じっくり見て考えて、よし梅干しを入れよう、と決めました。
林さんの器はどれも使い勝手がよく、
シンプルな形をしているので、何に使おうかな?と考えると、
いろいろな用途が思い浮かんで、わくわくします。
使う人に寄り添うような、色と形。
1つ1つのカップやお皿は、よく見ると、
釉役や貫入の違いで、表情が違います。
スープ碗やお皿、カップに蕎麦猪口など、今ならたくさん見ることができます。
手に取って、手触りとともに楽しんでください。
そういえば、つい先日最終回を迎えたテレビドラマ、
「ゴーングマイホーム」にも林さんの器が登場していたようです。
めったにドラマを見ないのですが、是枝監督のファンで、楽しみに見ていました。
誰にでもある日常の風景を丁寧に、すくいとっていました。
毎回の美味しそうな料理にも眼を奪われていましたが、
DVDが出たら、器もじっくり見てみたいです。
東京近郊の方は、今月展覧会がありますよ。
夏椿さん、世田谷にある落ち着いた古民家のギャラリーです。
愛知県では、
ギャラリー芽楽さんでも、個展があります。
林さんの在廊日もありますので、よろしければお出かけ下さい。
nowakiでも6月に展覧会を予定しております。