器が好きになったきっかけの1つは、福田るいさんの器にあります。
正確に言うと、石鹸皿です。
ある日、見つけた石鹸皿を使ううちに、
これを作った人の器が、もっと見てみたい。
どんな人が作ったのか、お話ししてみたい。
そんなところから、展覧会に足を運んだり、ついには窯に訪ねても行きました。
熊本県の緑の山々の、ふもとにある、小代瑞穂窯という窯元で、
福田るいさんは作陶をされています。
初めて窯に行った時は、たまたま窯開きの日で、
たくさん並べられた器の上を、さっと風が吹くと、
ちり、ちりり、ちん、と風鈴のような音が鳴りました。
陶器が冷える時に、目に見えないような貫入が入る音です。
ちょうど暑い夏の日で、涼しげな気持ちのいい音色でした。
るいさんの作るものは、
和にも洋にも似合います。
例えば、古い一軒家でも、都会のマンションでも、
この石鹸皿は前からあるように馴染んで、きれいな佇まいを見せます。
今たくさんあるので、よかったら店頭でぜひご覧下さい。
石鹸皿でもわかりますが、
るいさんの器の面白いところは、1つずつ違う形をしているところにもあります。
花器にしても、毎回、あれ?この形あったかな?と驚きがあります。
きっと他のものも、どんどん増えているんじゃないかな?ってくらい、
たくさんの形や色の組み合わせがあります。
どうぞお気に入りを見つけてください。
石鹸皿や花器は、誕生日や新居、新生活への贈り物にもオススメです。
花器は、小振りな一輪挿しなので、場所も選びません。
小さな花束を添えてもいいし、葉ものもよく映えます。
*当店の照明が黄色味を帯びているため、花器は少々黄色ぽく見えますが、
本来はもう少し青白い色です。